ATtiny2313を使おう
メモリが増えたATtiny4313も同様に利用できます。
■電源のかけ方
◆ATtiny2313を動作させるためには、直流3〜5Vの電圧をかけます。
●3V …電池2個を直列にする。
●4.5V…電池3個を直列にする。
●5V …パソコンのUSBから電源をとる
◆回路図
●最もシンプルな回路
・左右の図は描き方が異なりますが、同じ回路図です。
・図が煩雑にならないよう、左図のようにします。
・この回路でも、精度を要求するものでないなら、十分に動作します。
※ここでは、最もシンプルな回路で説明していきます。
●安定した一般的な回路
・電圧がかかっていることを確認するLEDと保護抵抗※を入れます。
・電圧の不安定を防止するために電解コンデンサを入れます。
・発振防止のためにセラミックコンデンサを入れます。
■プログラムの書込回路
◆プログラムについて
●マイコンに書き込めるプログラムは機械語のプログラム(****.hex)だけです。
・パソコンを使って、高級言語(BASICやCなど)でソースプログラム(****.basなど)をつくります
・コンパイラというソフトウェアで、機械語にコンパイル(翻訳)します。
****.bas →(コンパイル) → ****.hex
※ヒダピオシステムでは
「JA制御ヒダピオ」でソースファイルを作成し、「バスコンピ」でコンパイルします。
●マイコンにプログラムを書き込むために必要なものは、
・ハードウェア:ライタ(書込器、プログラマ)
・ソフトウェア:ライティングソフト
※ヒダピオシステムでは
ライティングソフト「HAG_mini」とライタ「ヒダピオ学習回路」を使います。
◆ライタ(ヒダピオ学習回路)とATtiny2313の接続回路
●電源を同じにした回路
●電源を別にした回路
■出力回路
◆定格電流値
●1本のピンに流しても良い最大電流は40mA◆LEDを点灯する…負論理回路
●全体での最大消費電流は200mA
●ポートの電圧が0V(Lo)の時点灯し、VCC(High)の時消灯する。
●ヒダピオ学習回路の回路
●「JA制御ヒダピオ」の出力指定数「1」の時点灯し、「0」の時消灯する。
◆LEDを点灯する…正論理回路
●ポートの電圧がVCC(High)の時点灯し、0V(Lo)の時消灯する。
■入力回路
◆定格電流値
●1本のピンに流しても良い最大電流は40mA◆スイッチのOn-Offの状態を入力する
●Offの時は、ポートの電圧がVCC(High)となる。
●Onの時は、ポートの電圧が0V(Lo)となる。
■リセット回路
◆リセットとは
●電源をOn-Offすることなく、プログラムの始めに戻す操作◆1番ピンとGNDを接続するとリセットされる
■外部発振回路
◆外部発振とは
●水晶発振子または振動子を使って、正確な発振を行う。◆1番ピンとGNDを接続するとリセットされる
■データシート
◆概要
●フラッシュメモリ…2kバイト(1万回の書き換え可能)
●IOピン…18本、ポートA(0〜2)、ポート(0〜7)、ポートD(0〜6)
●すべてのポートに内部プルアップ設定が可能
●ISP書き込みピンSCL、MOSI、MISO、RST(RESET)
●A/D変換…なし
●出荷時の周波数…内部OSC使用(1MHz)
●内部OSC使用…ヒューズビットの書き換えで8MHz、4MHzが使用可
●動作電圧(VCC)…2.7-5.5V
◆定格
●動作温度…-55℃から125℃
●許容電圧…動作電圧+0.5V
●入出力ピン出力電流…40mA
●消費電流…200mA
◆ピン配置図
■IOポート設定
◆ポート設定方法
●方向設定レジスタ(DDR*)での入出力設定
(例)DDRB.1=1 DDRB=255
●方向設定レジスタ(DRR*)を出力設定にして
・データレジスタ(PORT*)で1にすると 内部プルアップ設定になる。
(例)PORTB.1=1 PORTB=255
・入力用データレジスタ(PIN*)で1にすると 出力データが反転する。
(例)PINB.1=1 PINB=255
●方向設定レジスタ(DRR*)を入力設定にして
・ポート*の読み取り (例)PINB.1=1 PINB=255