世界で最初に電池を作ったのはアレッサンドロ・ボルタというイタリアの人です。ボルタはガンバーニという人の考え出した「電気は動物の体内で発生する」という説を確かめる実験をしました。その後ついに「電気が発生するのには二つの金属が接触しなければならない」という新しい説を発見したのです。1799年の9月には銅の板と亜鉛の板の間に水で濡らした布を何枚も挟んだボルタの電池と呼ばれる世界初の電池ができました。
身近な電気の種類
電池には、下図のもののように単電池、積層電池、ボタン型電池、太陽電池などがありそのほかにも31種類ほどあります。
ここで、世界初の電池と呼ばれるもののしくみを説明します。
A亜鉛のせいで硫酸の水素は反発されて銅の周りへやってきます。
B硫酸の水素は電子を一つほしがっていて銅へとやってきた電子にくっつきます。すると水素になって外へ出てきます。
C残った亜鉛は電子を二つほしがっていて、残った硫酸も電子をちょうど2つ余分に持っているので
硫酸亜鉛になります。
下図を見てください。マンガン電池は主に絶縁リング、炭素棒、セパレ〜タ、亜鉛缶、プラス極合剤などでできています。また、アルカリ電池のほうは安全弁、絶縁リング、セパレ〜タ、マイナス極板、プラス極板でできています。
太陽電池は半導体という電気をよく通す金属とほとんど通さない非金属の中間のものでできています(半導体)。これの違いによっていろいろな種類があります。光のエネルギ〜で電気を出している太陽電池はずっと使えると思われがちですが、実は20年位も使っていると太陽電池に使っているプラスチックがだめになってしまうのでとりかえなくてはいけません。だから、太陽電池は永遠に使えるというわけではありません。