Nゲージの制御


使用した機材
●カトー 11-103 ポケットライン用動力ユニット(チビ凸用・Bトレイン対応)
●トミックス 91080 スーパーミニレールセット エンドレスセット(SAパターン)
●トミックス 1271 電動ポイント N-PL541-15(F)
●トミックス 1272 電動ポイント N-PR541-15(F)
●トミックス 1111 スーパーミニカーブレールC103(F)(30°、60°各2本セット)
  
授業風景

 
授業用にNゲージにHIDaspxと制御回路を載せた実験器具を10セットつくりました。

NゲージのUSB-IO例(減速)(You-Tube)

NゲージのUSB-IO例(車庫入れ)(You-Tube)


走らせてみよう

 ◆楕円軌道(1)

まず最初に、出力の制御をしよう。Nゲージは、レールにかかる電圧の向きによって、進行方向を変えることができます。

●レール配置図、回路図と実体図

 

 パソコン、ヒダピオ学習回路、レール、電源アダプタがセットできたら、念のために回路を点検しよう。

  ※12Vの電圧がパソコンへ逆流すると、パソコンが壊れることも有ります。


●「JA制御 ヒダピオ 」の「基礎実験1」で、B6ポート と B7ポートを出力する。

B6ポートB7ポート動き
offoffストップ
onoff正転
offon逆転
ononブレーキ

●「JA制御 ヒダピオ」の「簡易プログラミング」でプログラムする。

●進行方向の切り換えと速度調整(PMW方式)

進行方向の切り換え速度調整(PMW方式)

ddrB=255
Do
   For i=1 To 1000
      portB=128,3
   Next i
   portB=0,300
   For i=1 To 1000
      portB=64,3
   Next i
   portB=0,300
Loop
End

ddrB=255
Do
   For i=1 To 1000
      portB=0,3
      portB=128,3
   Next i
   portB=0,300
   For i=1 To 1000
      portB=0,3
      portB=64,3
   Next i
   portB=0,300
Loop
End

・進行方向の切り換えと速度調整(PMW方式)の「JA制御 ヒダピオ」のサブルーチン例

進行方向の切り換え速度調整(PMW方式)

ddrB=255
Do
   For i=1 To 1000
      Gosub mae
   Next i
   portB=0,300
   For i=1 To 1000
      Gosub mae
   Next i
   portB=0,300
Loop
End
Sub mae
   portB=128,3
Return
Sub usiro
   portB=64,3
Return

ddrB=255
Do
   For i=1 To 1000
      Gosub mae-teisoku
   Next i
   portB=0,300
   For i=1 To 1000
      Gosub usiro-teisoku
   Next i
   portB=0,300
Loop
End
Sub mae-teisoku
   portB=0,3
   portB=128,3
Return
Sub usiro-teisoku
   portB=0,3
   portB=64,3
Return



 ◆楕円軌道(2)

レールにCdSをセットして、通過するごとにスピードを変えてみよう。
このプログラムは、簡単そうだが、結構奥が深い。

●レール配置図、回路図と実体図

 

●「JA制御 ヒダピオ」のプログラム例

●進行方向の切り換えと速度調整(PMW方式)

a=0で速く、a=1で遅く

ddrB=255
a=0
Do
   If pinB.5=1 Then
      If a=0 Then
         a=1
      Else
         a=0
      End If

(中略)

   End If
   If a=0 Then
      Gosub mae
   Else
      Gosub low-teisoku
   End If
Loop
End
(以下略)




 ◆ポイントを付けて車庫入れする

レールにポイントをセットして、一旦車庫に入るプログラムを考えよう。
このプログラムでは、右回りに列車を走らせば、ポイントを切り換える必要はない。

●レール配置図、回路図と実体図

 

●「JA制御 ヒダピオ」のプログラム例

  −−−(省略)−−−


 ◆ポイントを切り替える

ポイントを切り換える時は12Vの電圧を0.01秒程度かける。
1秒ほどもかけると焼損するので注意が必要である。

そのため教材を破損から守る意味で、ポイント切り換え用マイコンを製作した。

●ポイント焼損防止マイコンのBASCOM-BASICのプログラム例(ポイントが1個の場合)
 ポイント切り換え信号として、HIDaspxからポイント焼損防止マイコンのb7ポートに信号が入ると、今の反対側にポイントを切り替えるように0.01秒間だけ電流を流し、0.5秒間待ち、その後、信号が反転するまで受け付けない。 


$regfile = "Attiny2313.dat"
Config Portb = Output
Config Portd = Input
Portd = &B11111111
Dim I As Integer
Dim J As Integer
Dim K As Integer
Dim Wt1 As Integer
Dim Wt2 As Integer
Wt1 = 10
Wt2 = 500
Portb = &B11110101
Waitms Wt1
Portb = &B11111111
Waitms Wt2
I = 1
J = 1
Do
    If Pind.3 = 0 And I = 0 Then
      Portb.6 = 1
      Portb.7 = 0
       Waitms Wt1
       Portb.7 = 1
      I = 1
      Waitms Wt2
   End If
   If Pind.3 = 1 And I = 1 Then
       Portb.6 = 0
      Portb.7 = 1
      Waitms Wt1
      Portb.6 = 1
      I = 0
      Waitms Wt2
   End If
Loop
End

●ポイント焼損防止用マイコンのためのBASCOM用ソースファイルと書き込み用HEXファイル

N-gage-p.bas N-gage-p.hex

 ◆ポイントを切り換えて、車庫入れする

レールにポイントをセットして、ポイントを切り換えて、車庫に入るプログラムを考えよう。
このプログラムでは、車庫のCdSも使って、確実に停車させる。

●レール配置図、回路図と実体図

 

●「JA制御 ヒダピオ」のプログラム例

  −−−(省略)−−−



 ◆ポイントを切り換えて、列車を入れ換えする

 レールにポイントを2つセットして、ポイントを切り換えて、列車を入れ換えるプログラムを考えよう。
このプログラムでは、車庫のCdSも使って、確実に停車させる。

●レール配置図、回路図

 

●「JA制御 ヒダピオ」のプログラム例

  −−−(省略)−−−