プログラムの命令/文法 一覧表


基本命令文

◆ddrB=255
 <書式> ddrB=入出力設定値
 ヒダピオではプログラムの最初に必ず入出力の設定をします。
 数値は255-0の数値で、通常は255(ポートBを全て出力にする)

◆portB=255,300
 <書式> portB=出力値,時間
 ポートBにデータを出力した後、指定した時間(ミリ秒)待ちます。
 出力値は255(全てon)-0(全てoff)の数値
 時間は0-***(基本設定で設定した許容最大時間)で、開始時は300

◆End
プログラムの終了。プログラムの最後で必ず実行させます。


プログラム例

ddrB=255
portB=1,300
portB=2,300
End


初級モード

◆Do 〜 Loop
 DoからLoopの間を繰り返します。
 Exit Doによって抜け出すことができます。


プログラム例

ddrB=255
Do
   portB=1,300
   portB=2,300
Loop
End

◆Exit Do
Do 〜 Loopから抜け出します。

プログラム例

ddrB=255
Do
   portB=1,300
   portB=2,300
   If pind.0=1 Then
      Exit Do
   End If
Loop
End


中級モード

◆For 〜 Next
<書式> For i=1 To 繰り返し回数
ForからNextの間を指定された回数だけ繰り返します。


プログラム例

ddrB=255
For i=1 To 3
   portB=1,300
   portB=2,300
Next i
End

◆portB=2^i,300
変数 j も使えます。

◆portB=2^(7-i),300
変数 j も使えます。


上級モード

◆If 〜 Else 〜 End If
条件が成立するときはIfからElseの間にある文を実行します。
そうでないときはElseからEnd Ifの間にある文を実行します


使用できる条件式

使用できる比較演算子

pinD.0=1
pinB=255
a=0

=
>
<


プログラム例

ddrB=255
Do
   If pinD.0=1 Then
      portB=0,300
      portB=255,300
   Else
      portB=85,300
      portB=170,300
   End If
Loop
End

◆変数
変数として a , i , j , k , wt1 , wt2 が使えます。

◆代入文
変数に値を代入する代入文として次の形式のものが使えます。

a=0
a=i
a=a+1
a=a-1
a=255-a
a=a*2
a=2^a
a=int(a/2)
a=pinB
a=portB
(以下はj,kについても同様)
i=0
i=a
i=i+1
i=i-1
i=255-i
i=i*2
i=2^i
i=int(i/2)
i=pinB
i=portB

◆ポートBへの出力に変数 a が使えます。
portB=a,300
◆待ち時間の指定に変数 wt1 , wt2 が使えます。
wt1=300
portB=0,wt1
portB=a,wt2

◆Sub

サブルーチンのラベルを指定します。
<書式>  Sub ラベル

◆Gosub
サブルーチンに制御を移します。
<書式>  Gosub ラベル

◆Return

サブルーチンから戻ります。
<書式>  Return


LCD制御命令(LCDモード:マイコン制御のみ)

◆Cls

画面に表示されている文字を全て消します。
LCDを使うときは最初の表示の前に必ず実行してください。

◆Lcd
LCDに指定された文字列を表示します。
<書式>  Lcd 文字列
文字列は半角文字のみで、""で括ります。


プログラム例

Cls
Lcd "Hello World!!"
End

◆Cursor Off
カーソルを非表示にします。

◆Cursor On
カーソルを表示するようにします。
◆Display Off
LCDを非表示にします。

◆Display On
LCDを表示するようにします。カーソルは非表示にします。

◆Upperline
上の行に表示します。

◆Lowerline
下の行に表示します。

◆Shiftlcd Left
表示されている文字列を左にずらします。

◆Shiftlcd Right
表示されている文字列を右にずらします。

◆Locate
表示位置を指定します。

◆Waitms
指定された時間待ちます。

◆Deflcdchar
指定された字形を指定された文字番号で登録します。
<書式>  Deflcdchar 文字番号,データ1,データ2,データ3,データ4,データ5,データ6,データ7,データ8
指定できる文字番号は0から7までです。

◆Lcd chr()
指定された文字番号に対応する文字をLCDに表示します。
<書式>  Lcd chr(文字番号)


●Sound出力命令 (Soundモード)

◆Sound
指定された周波数の音を指定された時間出力します。
<書式>  Sound 出力ポート,長さ,高さ
マイコンの動作周波数によって音の高さに指定する数値が変わります。